イソフラボンは老化の原因活性酸素を抑える?

いつまでも健康で若々しくありたいとは誰しもの願いです。
老化とは体のあらゆる部分が錆びることで、これには活性酸素が深く関わっています。
大豆に含まれるイソフラボンにはこの活性酸素を抑える働きがあります。

イソフラボンと活性酸素

大豆などの豆類に含まれるフラボノイドの一種のイソフラボンには抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは体に有害な活性酸素を除去する働きのことです。

活性酸素は老化の原因

人は呼吸により酸素を取り入れエネルギーを作り出し、生命を維持しています。
取り入れた酸素の約2%が活性酸素に変化します。
活性酸素は細菌や病原菌と戦い、体を病気から守る働きがありますが、増えすぎると有害物質になります。
活性酸素は強い酸化力を持ち、細胞を酸化させ錆びさせます。
細胞が酸化すると、老化や生活習慣病が起こります。

活性酸素は血管も老化させます。
血管が老化すると柔軟性が失われ硬くなり、コレステロールが溜まり血管を狭くするため、動脈硬化が起こりやすくなります。
動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞などの深刻な病気をひき起す危険性があります。

活性酸素は体のあらゆる部分を酸化させ老化させる大きな原因です。

イソフラボンが活性酸素を抑制

イソフラボンは活性酸素を抑える抗酸化作用と、女性ホルモンのエストロゲン様の働きがあります。
イソフラボンを摂取することにより、体内の増えすぎた活性酸素が抑制され、細胞や血管の老化を食い止めます。
イソフラボンの抗酸化作用は細胞と血管の老化を防止し、病気から体を守るほかにも、しわやたるみ、しみなどの肌の老化を遅らせ、若々しい素肌を保つのに有効です。

老化防止にイソフラボンを効果的に摂取

吸収の良いアグリコン型イソフラボン

老化防止にイソフラボンを効果的に摂取する方法は、大豆食品を日々の食事に取り入れることが理想です。
イソフラボンは糖と結びついた配糖体として存在していますが、一旦体内に入ると、腸内細菌や酵素の働きにより糖と分離したアグリコン型に変化し吸収されます。

アグリコン型イソフラボンは味噌などの発酵大豆食品に含まれています。
味噌汁は効率良くイソフラボンを摂取できる食品です。
豆腐や油揚げなどの具入りの味噌汁はイソフラボンの量を増やすことができるので特におすすめです。
一日に一杯は味噌汁を飲むようにしましょう。

イソフラボンの摂取上限値は?

食品安全委員会はイソフラボンの目安摂取量上限を一日に70mgから75mgと定めています。
この数値は納豆なら2パック、豆腐なら約1丁、豆乳なら2パック程です。
しかしイソフラボンはすべての大豆食品に含まれているので、和食を食べると少しずつ色々な大豆食品から摂取することが可能で便利です。

サプリメントで摂取

大豆食品が苦手な方はサプリメントからイソフラボンを摂取できます。
サプリメントの中には、アグリコン型イソフラボンを含んでいる製品があります。
アグリコン型を含むサプリメントは吸収が早く、効率良くイソフラボンを摂取することができます。

サプリメントから摂取する場合、一日の摂取量を30mgまでとするように食品安全委員会では奨励しています。
過剰摂取しないように気をつけましょう。
ただし30mgを大幅に超えた量のイソフラボンサプリメントを長期間に渡り摂取しない限り、直ちに深刻な健康被害が出るわけではないとしています。

老化の原因、活性酸素を増やさないようにしよう

活性酸素は呼吸以外にも、加齢、ストレス、激しい運動、紫外線、大気汚染、食品添加物、喫煙、過度の飲酒、運動不足、偏食、不規則な生活などにより増えます。
老化の原因の活性酸素を増やさないように、これらのことに注意するようにしましょう。
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