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イソフラボンの効率的な取り方
イソフラボンは大豆食品に含まれる成分で、美容と健康上の効果が高く、サプリメントでも販売され人気を呼んでいます。イソフラボンは食品に含まれる天然の成分なので、特に決まった摂取方法や規則はなく、好きな時に取ることができます。
とはいえイソフラボンは少しでも効率的に取りたいものです。
どのような方法が効率的なのでしょうか?
イソフラボンの型について
イソフラボンは大豆などの豆類の胚芽部分に多く含まれているフラボノイドの一種でス。植物の色素、苦み、渋みなどの成分で10種類以上の数が存在しています。
それらをまとめてイソフラボンと呼びます。
大豆イソフラボンアグリンコン型
イソフラボンは通常は糖と結びついた配糖体として存在しています。一旦摂取すると、腸内細菌や酵素の働きで糖と分離し、アグリコンという型になり吸収されます。
アグリコン型のイソフラボンはゲニステイン、ダイゼイン、グリシテインという3種類があります。
アグリコン型がエストロゲン受容体と結合
アグリコン型イソフラボンは、味噌やしょう油などの発酵食品に多く含まれています。大豆イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと分子構造がよく似ているところから植物エストロゲンと呼ばれています。
イソフラボンは配糖体のままではエストロゲン受容体と結合しません。
しかしアグリコン型イソフラボンはエストロゲン受容体と結合し、エストロゲン様の作用を現します。
この作用が更年期障害の症状の軽減や、骨粗鬆症の予防、乳がん、前立腺がんの予防に効果的だと考えられています。
イソフラボンを配糖体の型で摂取すると、腸内で糖と分離するため吸収されるまで時間がかかりますが、アグリコン型はすでに糖と分離しているので、素早く効率的に腸管から吸収されます。
大豆イソフラボンアグリコン型の摂取
大豆イソフラボンアグリコン型の中で、最もエストロゲン活性が高いものはゲニステインであるとされています。ゲニステインは丸大豆から抽出したイソフラボンに多く含まれています。
アグリコン型のイソフラボンは味噌やしょう油に含まれていますが、これらの食品は大量に食べるものではありません。
そのためサプリメントからアグリコン型イソフラボンを摂取するのが効率的です。
サプリメントから摂取する場合、一日の摂取量上限を30mgにするように食品安全委員会で指導しています。
腸内環境を整える
高いエストロゲン活性を持つエクオール
大豆イソフラボンの効果は人により違いがあります。食品から摂取したイソフラボンは腸内で糖と分離しダイゼインとなり吸収されますが、日本人の約半数の人はエクオールという成分になり吸収されます。
エクオールはより高いエストロゲン活性を持っているため、効率良く、有効にその効果を得ることができます。
エクオールを産生する腸内細菌
エクオールを産生するためには、エクオール産生菌と呼ばれる腸内細菌が必要です。エクオール産生菌を持つためには大豆の摂取量を増やし、腸内環境を整える必要があるのではと考えられています。
食物繊維の摂取も腸内環境の改善には必要です。
大豆と食物繊維をしっかりと食べ、エクオール産生菌を腸内に持つことが、より効率的にイソフラボンを摂取することに繋がります。