イソフラボンと枝豆

イソフラボンは大豆に含まれていますが、枝豆にも含まれています。
そもそも大豆と枝豆はどう違うのでしょうか? まず、外見上の違いはすぐにわかります。
茶色が大豆で緑が枝豆ですね。
ではそれ以外の違いはどうでしょうか?

枝豆と大豆の違い

枝豆は大豆の未成長なもので、そのまま成長したものが大豆です。
つまり枝豆と大豆は収穫時期が違うだけで、同じマメ科の植物です。
栄養成分には違いがあり、枝豆にはビタミンCが多く含まれ、大豆にはビタミンEが多く含まれます。
たんぱく質は大豆に多く含まれています。
100gあたりのカロリーは枝豆が135キロカロリーに対し、大豆は422キロカロリーと高めです。

枝豆に含まれるイソフラボン

イソフラボンは豆類に多く含まれているので、当然、枝豆にも含まれています。
大豆に比べると量的には少ないですが、それでも枝豆100gあたり約30mgのイソフラボンが含まれています。
枝豆は茹でて食べますが、イソフラボンは熱に強く、加熱により多少減る程度で、その効果にはあまり影響がないといわれています。

枝豆の利点

枝豆は 低カロリーで、ダイエット中でも食べることができ、尚かつイソフラボンの有効性を得ることができるおすすめの食品です。
納豆や豆腐ばかりでは飽きてしまいそうですが、枝豆を加えると色合いも冴え、食が進みます。
子供のおやつやお酒のおつまみにも利用できます。
茹でるだけで美味しく食べられる点も魅力です。

枝豆は冷凍でも販売されているので、今では一年中入手可能で便利です。
ただ、おやつやおつまみにすると、つい止まらなくなり、食べ過ぎてしまうことがあるので注意しましょう。

枝豆でイソフラボンの有効性を得る

枝豆に含まれる大豆イソフラボンはフラボノイドの一種で、植物の苦みや渋みになる成分です。
抗酸化作用があり、女性ホルモンに似た働きが認められ、植物エストロゲンとも呼ばれます。

女性の美容と健康に有効だといわれ、特に更年期障害のほてりや異常発汗の緩和、乳がんの予防、美肌、美髪効果も期待されます。
女性だけでなく、男性の前立腺がんの予防にも有効だという報告もなされています。

枝豆などの食品とサプリメントを上手に利用しよう

イソフラボンを大豆や枝豆などの食品から摂取する分には、過剰摂取による健康被害の心配はまずありません。
大豆、枝豆を積極的に食事に取り入れましょう。

イソフラボンをサプリメントから摂取する場合は、摂り過ぎないように注意が必要です。

食品安全委員会では、一日の目安となる摂取量の上限値を70?75mgに定めています。
内訳は食品から40?45mg、サプリメントから上乗せで30mg程度の摂取が安全な量だとしています。

ただしこれらは慎重に決められた数値で、長期間にわたり大幅な過剰摂取をしない限り、ただちに健康被害が出るという訳ではありません。
枝豆などのイソフラボンを含む食品を毎日積極的に食べるようにし、不足分をサプリメントで補うようにするとよいでしょう。
Articleおすすめの記事
トップに戻る